= ATmega32U4ブレークアウトボード = [wiki:HomeReflowKit ご自宅リフローお試しキット]で作ったボードです。 == 概要 == ATmega32U4の乗った単純なボードです。 ATmega32U4には、工場出荷時からブートローダが書きこまれていて、DFU機能を実現しています。 DFUというのは、USB経由でファームウェアを書き込むことを可能にする機能です。 AVR ISP mkIIのような書き込み装置が要らないのが魅力的です。 ただし、'''DFUではブートローダ自体を書き換えることはできません。''' Arduino Leonardoのふりをさせたい場合は、AVR ISP mkIIなどで書き込んでください。 == DFUの動作サイクル == ボード裏面にHWBというソルダジャンパが有り、出荷時はショートしてあります。 ショートしてある場合は、以下のような挙動を示します。 (HWBは「'''H'''ard'''w'''are '''B'''ootloader」の略です。) 何もファームウェアが書き込まれていない時 1. USBに接続する 1. DFUが有効になる 何らかのファームウェアが書き込み済みの時 1. USBに接続する 1. 書きこまれているファームウェアが動く 1. リセットボタンを押す 1. DFUが有効になる == ウィンドウズ == [http://www.atmel.com/dyn/products/tools_card.asp?tool_id=3886 Atmelが提供しているFLIP]というソフトウェアを使います。 これをインストールしてから、このボードをパソコンに接続してください。 ドライバファイルが自動的に見つからない問題が発生しているようです。 その場合には、ドライバファイルを手動で指定してください。 ドライバファイルは、「`C:\Program Files\Atmel\Flip`''バージョン番号''」以下に有るようです。 ファームウェアを書き込むには、以下のように操作します。 1. 一番左のアイコンをクリックして、チップを選択します(ATmega32U4を選んでください)。 1. 右から3番目のアイコンをクリックして、HEXファイルを読み込みます。 1. 二番目のアイコンをクリックして出てくるメニューからUSBを選択します。 * 「USB Port Connection」というダイアログが現れるので、「Open」ボタンをクリックします。 1. 「Operation Flow」の項のチェックボックスが全てチェックされている事を確認し、「Run」ボタンをクリックします。 ファームウェアを書き込んだら、「Start Application」ボタンをクリックするか、ボードを一度抜き差しすれば、ファームウェアが動きます。 == Mac OSX == (よくわかんない) == Linux == dfu-programmerを使います。 == お試しファームウェア == とりあえず、キーボードのふりをするファームウェアを載せておきます。 [attachment:HelloArduino.hex HelloArduino.hex]をダウンロードして、書きこんでみてください。 定期的に勝手にキーボードを叩いたふりをします。 さて、これをどうやって作ったか。 一番簡単な方法をお教えします。 1. [http://code.google.com/p/arduino-i18n/downloads/list ここからArduino IDEの最新ベータ版をダウンロード]してインストールします。 1. Arduino IDEを起動し、以下のコードのスケッチを作ります。 {{{ #!C void setup() { } void loop() { Keyboard.print("Hello Arduino "); delay(1000); } }}} 1. 「スケッチ」メニューの「検証・コンパイル」を実行します。 1. TempディレクトリのどこかからHEXファイルを探します。 * ウィンドウズなら、「`C:\Users\`''ユーザ名''`\AppData\Local\Temp`」フォルダを開いて、検索窓で「hex」を検索します。 * Mac OSXなら、「`/tmp`」のどっかですかねえ。 ''(2011/11/26)''