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Conta規格

Conta規格とは、brekaout基板の外形・コネクタ・信号配列などに一定の規約を設けることで、 各基板間の相互接続性を確保するための規格です。

基本となる主な規約には以下の物があります。

  1. 外形は 2㎝×2㎝の正方形とする。
  2. 電源は3.3Vを基本とし、必要に応じて5.0V を用いる。
  3. 利用する信号は、I2Cバス、SPIバス、汎用信号を用いる。
  4. コネクタは、I2Cバス、SPIバス、汎用信号を主体とした3個のコネクタで構成される。
  5. 基板の固定穴は2つ。




規格詳細


標準モジュールの外形

基板の外形・穴の位置は以下のルールに従います。

  • 基板の形は0.05インチ(50mil)グリッドを基本に考えられてます。
  • 基板の外形は、一辺が800milからなる正方形から各辺6milづつ内側にした、788mil(≒2cm)四方の正方形になります。
  • ピンヘッダ・取り付け穴の位置は、50milグリッドの交点上に配置されます。
  • 基板の4隅はR1(1mm)で丸めます。

基板の外形

※図中のグリッドは0.1インチです。



モジュールの固定穴

モジュールの固定穴は以下のルールに従います。

  • 基板の固定にはM2のネジを使います。
  • モジュールにある固定穴はΦ2.2です。基本的に2つ開けます。
  • 固定穴の周囲Φ4.0の領域は、ネジよけのため両面とも部品、パターン配置禁止です。

コネクタとピン配置

モジュール内のピンは、以下のグループに分類できます。

  • コネクタ1はI2Cバスのグループです。
  • コネクタ2はSPIバスのグループです。
  • コネクタ3は汎用ピングループです。
  • 5Vピンは2ピンともオプションピンです。

ピン配置

またこれらコネクタの配置には、以下のルールが存在します。

  • 3つのコネクタと5Vピンは独立しているので、利用用途に合わせて実装します。
  • 1~3のコネクタは、未利用の信号ピンも一体のコネクタとして実装します。(コネクタ1、3は5ピン。コネクタ2は6ピンのコネクタとして実装)
  • 基板の下 両隅の5Vピンは必要に応じて実装します。ただし、5V単独ピンとしての実装は許可されません。必ず他のコネクタと一体化できるように配置します。
  • 5Vピンは1ピンでも2ピンでも実装可能ですが、少なくとも5Vを必要とする信号グループのそばから配置することを推奨します。

コネクタの5V拡張例
コネクタ配置例



信号説明

◇ コネクタ1(I2C)

  • I2Cバスを利用したい場合に使う5ピンヘッダ。
  • コネクタの位置は、基板の右端で、上端から200mil、下端から100mil開けたところ。
  • 下端100milのところにオプションで5Vピンを配置可能。その場合、6ピンコネクタを使うことを推奨。
  • 3番ピンは汎用デジタルIO。モジュール側の都合で方向を決定する。

コネクタ1のピン配置

No.  ピン名   標準機能   拡張機能   ピン説明 
1 3.3V 3.3V  3.3Vピン。専用ピン。 
2 GND GND  グランドピン。専用ピン。 
3 IO4 デジタルIO INT,ENなど  デジタルIO。内容はモジュールによる。 
4 SDA SDA  I2CバスのSDA。専用ピン。 
5 SCL SCL  I2CバスのSCL。専用ピン。 


◇ コネクタ2(SPI)

  • SPIバスを利用したい場合に使う6ピンヘッダ。
  • コネクタの位置は、基板の下端で、左右それぞれ100mil開けたところ。
  • 左右100milの場所それぞれにオプションで5Vピンを配置可能。
  • オプションの5Vピンを配置したいとき、コネクタ1と3がない場合にコネクタ2と一体化させることを推奨。

コネクタ2のピン配置

No.  ピン名   標準機能   拡張機能   ピン説明 
1 3.3V 3.3V  3.3Vピン。 
2 SS セレクト信号  SPI用のセレクトピン。 
3 MOSI データ出力  SPIバスのデータ出力ピン。(マスタ出力) 
4 MISO データ入力  SPIバスのデータ入力ピン。(マスタ入力) 
5 SCK クロック  SPIバスのクロックピン。 
6 GND GND  グランドピン。専用ピン。 

※コネクタ2は全ピン専用ピン


◇ コネクタ3(汎用)

  • I2Cバス、SPIバス以外の信号を接続するときに使う5ピンヘッダ。一部利用の場合でも5ピン用意する。
  • コネクタの位置は、基板の左端で、上端から200mil、下端から100mil開けたところ。
  • 下端100milのところにオプションで5Vピンを配置可能。その場合、6ピンコネクタを使うことを推奨。
  • 3番ピンはアナログ信号(モジュールから出力)。4番ピン、5番ピンはシリアルのTxD、RxDを想定。ただし専用ピンではなく、モジュールの機能に依存。

コネクタ3のピン配置

No.  ピン名   標準機能   拡張機能   ピン説明 
1 3.3V 3.3V  3.3Vピン。専用ピン。 
2 GND GND  グランドピン。専用ピン。 
3 IO1 アナログ 汎用IO  汎用IO。アナログ入力を想定。 
4 IO2 TX 汎用IO  汎用IO。シリアル通信のTXを想定。 
5 IO3 RX 汎用IO  汎用IO。シリアル通信のRXを想定。 


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