= Intel Edisonを手に入れたらやること(マックの場合) = [wiki:IntelEdisonStart 画面コピーなんて無くてもわかるという人はこちらへ。] == ドライバをインストール == RNDISドライバ(ネットワークインターフェース)が必要。 [http://joshuawise.com/horndis HoRNDIS: USB tethering driver for Mac OS X]から、HoRNDISの最新版をダウンロード。 インストールする。 「システム環境設定」→「ネットワーク」を開く。これがインストール前。 [[Image(1.png, 500px)]] ダウンロードしたインストーラを起動して進む。 [[Image(2.png, 500px)]] 念のためにマックを再起動する。 == USBレセプタクル(J16)とパソコンを接続 == しばらくすると、デバイスが認識される。 == ネットワークインターフェースのIPアドレスを変更する == 「システム環境設定」→「ネットワーク」が開いていなければ開く。 「Edison」というネットワーク(「<…>というアイコン)が自動的に認識されるかも知れない。 自動的に認識されていない場合は、「+」ボタンを押して追加する。 [[Image(3.png, 500px)]] ここで「インターフェース」として「Edison」を選択して「作成」する。 [[Image(4.png, 500px)]] 追加された。 IPアドレスを「`192.168.2.2`」に設定する。 [[Image(5.png, 500px)]] * 「IPv4の構成」は「手入力」 * 「IPアドレス」は「`192.168.2.2`」 * 「サブネットマスク」は「`255.255.255.0`」 「適用」ボタンをクリック。 画面上のインジケータの表示が緑になり、「接続済み」になる。 [[Image(6.png, 500px)]] == Edisonにログインする == SSHで「`192.168.2.15`」に接続する。ユーザ名は「`root`」、パスワードはカラ。 マックの「ターミナル」を起動、コマンドプロンプトで「`ssh -l root 192.168.2.15`」コマンドを実行。 [[Image(7.png, 500px)]] シェルプロンプトが表示されるはず。「`uname -a`」コマンドでバージョンを確認。 == マスストレージのフォーマットをFAT32にする == ファームウェアの更新を行うには、Edisonのマスストレージにファイルを書き込む必要がある。 Edisonのマスストレージは、初期状態ではFAT16であり、マックでは書き込みができない。 そのため、EdisonのマスストレージをFAT32でフォーマットしなおす必要がある。 ファインダーの「ユーティリティ」から「ディスクユーティリティ」を起動。 「805.3 MB Linux File-CD...」というドライブの中の、「Edison」というパーティションをクリック。 [[Image(8.png, 500px)]] 「消去」タブをクリック。 * 「フォーマット」は「MS-DOS (FAT)」 * 「名前」は「EDISON」(何でもいいと思われる) 右下の「消去...」ボタンをクリック。 確認を求められるので、確認して進む。 ファインダーの「コンピュータ」を開く。 [[Image(9.png, 500px)]] 「ファイル」メニューの「情報を見る」をクリック。 [[Image(10.png, 300px)]] FAT32になっていることが確認できる。 == ファームウェアを更新する == * パソコン上でEdisonのマスストレージを開く。初回は、上でフォーマットしたので無いはずだが、次回以降何かファイルが有れば全て削除しておく。 * [https://communities.intel.com/docs/DOC-23242 Edison Software Download]から「Edison Yocto complete image」をダウンロード。ZIPファイル。 * このZIPファイルを展開して、Edisonのマスストレージにコピーする。ツリー構造を維持したままコピーする。[[BR]] [[Image(11.png, 300px)]] * Edisonのシェルプロンプトで「`reboot ota`」コマンドを実行。再起動されるのでしばらく待つ。 * ログインする。「`uname -a`」コマンドでバージョンを確認。 もういちどログインする。 マックのシェルプロンプトで「`ssh -l root 192.168.2.15`」コマンドを実行すると、ホストのキーが違うというエラーになる。 ファームウェアのバージョンアップを行うと、ホストのキーが変更されてしまう。 [[Image(12.png, 500px)]] キーを削除するため、「`ssh-keygen -R 192.168.2.15`」コマンドを実行する。 もういちど「`ssh -l root 192.168.2.15`」コマンドを実行すると、今度はログインできる。 [[Image(13.png, 500px)]] == 初期設定 == 「`configure_edison`」コマンドを使って、ノード名、パスワード、Wi-Fiを設定する。 * 「`configure_edison --setup`」コマンドを実行する。 * 「`Configure Edison: Device Name`」では、ノード名を設定する。 * 「`Configure Edison: Device Password`」では、パスワードを設定する。以後、SSHでのログインでは、このパスワードを入力する必要がある。 Wi-Fiの設定では、パスワードを手入力するかWPSを使うかで手順が異なる。 パスワードを手入力する場合: * 「`Do you want to set up wifi?`」には「`Y`」と答える。 * SSIDスキャンされるので、選ぶ。 * パスワードを入力する。 WPSを使う場合: * 「`Do you want to set up wifi?`」には「`N`」と答える。 * 「`wpa_cli`」コマンドを実行。インタラクティブモードになる。 * 内部コマンド「`wps_pbc`」を実行。 * Wi-Fi APのWPSボタンを押す。 * 接続されるはず。 * ログがだらだら出るので、エンターを押してプロンプトに戻る。 * 内部コマンド「`save_config`」を実行。 * 内部コマンド「`quit`」を実行。 ノード名、パスワードを間違えた場合:「`configure_edison --setup`」を再実行する。 Wi-Fiの設定を間違えた場合:「`configure_edison --setup`」の再実行で治らなければ、「`/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf`」をエディタで開いて、最初の3行だけにしてから、「`configure_edison --setup`」を再実行する。 ---- 2014/11/1