= K型熱電対温度センサモジュール(作り方) = == 内容物 == [[Image(1.JPG, 500px)]] こんなのが届きます。 [[Image(2.JPG, 500px)]] 中身を並べてみました。左から: * ビニール袋 * Maxim MAX6675チップ * チップ型コンデンサ(1μF) * 基板 * ピンヘッダ(6ピン) * K型熱電対専用レセプタクル(基板用) * ホチキスの針みたいなのは、固定用の部品です。 * K型熱電対専用プラグ * 安物のK型熱電対(プラグは捨てます) そうそう。基板上のシルク印刷が「Maxmim」とか成ってますけど、笑ってください。 == 必要な物 == (あとで書く) == 熱電対 == [[Image(3.JPG, 500px)]] 熱電対のプラグを取り替えます。 なぜならば、元から付いている安いプラグはサイズが微妙に規格に合ってなくて、レセプタクルにささらないからです。 [[Image(4.JPG, 500px)]] プラグのふたを開けます。安いプラグはプラスドライバ、新しいプラグはマイナスドライバです。 [[Image(5.JPG, 500px)]] ゴムブッシュの上面にボールペンで印をつけておきます。 熱電対には極性があるので、向きがわからなくならないようにするためです。 [[Image(6.JPG, 500px)]] 新しいプラグに移植しました。 ゴムブッシュはちょうどぴったりする大きさです。 ゴムブッシュのすぐ右側は黄色いプラスチックが三角形になっています。 ここは、熱電対の金属ワイヤを振り分けてショートしないようにするための構造です。 この部分にワイヤをはさんでしまわないように注意してください。 [[Image(7.JPG, 500px)]] 熱電対のできあがりです。 = ボード(コンデンサとMAX6675) = [[Image(8.JPG, 500px)]] ボードと部品とハンダごてを写してみました。 ハンダごてのコテ先は、平たい形状の物がいいです。 ハンダは、0.3mmくらいの細い物を使います。 [[Image(9.JPG, 500px)]] ボードと、コンデンサの入っている紙テープです。 紙テープの中に収まっているごま粒みたいのがコンデンサです。 表面には薄い透明なテープが貼ってあります。 ピンセットでテープをはがして取り出します。 このコンデンサには極性がありません。 いちおう、表裏側面の別があるようですが、紙テープから取りだしたらもう、見てもわかりません。 気にしなくていいようです。 [[Image(10.JPG, 500px)]] こんな虫眼鏡を使うべきでしょう。 ハンダ付けのテクニックはうまく説明できないのですが、だいたいこんな感じの手順で(右利きの人の場合)。 * ボード上、ハンダ付けをする箇所にフラックスを塗布する。 * 部品をピンセットでつまみ、目的の場所に置く。 * 左手のピンセットで部品を押さえたまま、 * 右手のハンダごてで机上の糸ハンダをちょっと融かして、コンデンサの右側の端子とボードの両方に付けて仮止めする。 * ボードの左右を逆にする。 * 右側の端子に、左手の糸ハンダを供給しながらハンダ付け。 * ボードの左右を逆にする。 * 仮止めだった端子を、もう一度ハンダ付け。 [[Image(11.JPG, 500px)]] あまりいい出来ではありませんが、こんな感じに成りました。 ちょっとハンダが多かったかな。 [[Image(12.JPG, 500px)]] MAX6675をハンダ付けします。 部品が大きい分、さっきのコンデンサより楽です。 取り付け方向は、この写真の通りです。 1番ピンのところに丸いへこみがあります。 これを、ボード上のシルク印刷の点にあわせます。 やはりハンダ付けの方法はうまく説明できません。 * フラックス * 仮止め * 他のピンをハンダ付け。ピンからボードに下がる段差の部分に細い糸ハンダを置き、上からハンダごての平らな面を押しつけるとうまくいきます。 * 仮止めのピンをちゃんとハンダ付け。 [[Image(13.JPG, 500px)]] ここまでのできあがり。 (つづく)