動いている様子 {{{ #!html }}} [http://doc.switch-science.com/products/iphoneirremote/doc.pdf 作り方をシンプルに説明したドキュメント(キットに同梱)][[BR]] [[Image(doc.jpg)]] [http://doc.switch-science.com/products/iphoneirremote/doc-sg.pdf 同ドキュメントのSugru版] [[Image(doc-sg.jpg)]] == irリモコンプラグキットについて == これは赤外線LEDとヘッドフォンプラグのセットです。[[BR]] これを組み合わせて赤外線を発するヘッドフォンプラグを作る事ができます。[[BR]] [[Image(containts.jpg)]] [[Image(comp-with-case.jpg)]] これをiPhoneに差し込んで、アプリDSLR.botをインストールすれば[[BR]] iPhoneがデジタルカメラ用のリモコンになります。(*対応カメラは後述)[[BR]] [[Image(plugin2headphone.jpg)]] [[Image(ir-with-dslr.jpg)]] DSLR.bot ( URL: [http://www.dslrbot.com/] )は[[BR]] Studio !CanvasのAntonio A SantiagoさんがiTunesで450円で販売しています。[[BR]] DSLR.botの作者さんにリンクと紹介上げるけど良いですか、と聞いたところ了解してくださいました。[[BR]] == 内容物の説明 == このキットにはLED2つとヘッドフォンプラグ1つが入っています。[[BR]] ・赤外線LED x 2[[BR]] ・ヘッドフォンプラグ[[BR]] [[Image(containts.jpg)]] LEDの足の長い方が+で短い方がマイナスです。[[BR]] 透明部分の奥を見ると+とーで形が違っていることが分かります。[[BR]] この違いを目印に進めると間違いが少なくなると思います。[[BR]] [[Image(led-with-closeup.jpg)]] ヘッドフォンプラグはステレオ用で3つの端子があります。[[BR]] 一番長い端子が左右共通の端子で、あとは左右それぞれの端子です。[[BR]] [[Image(plug-has-gnd.jpg)]] == 光るヘッドフォンプラグを作る == ヘッドフォンプラグの一番長い端子は何も接続しないので切ってしまう方が後の作業は楽です。[[BR]] [[Image(plug-gnd-cutout.jpg)]] 1つのLEDを選んで、それぞれの足をヘッドフォンのそれぞれの端子に接続します。[[BR]] +ー/右左のどちらがどちらでも構いません。[[BR]] 2つめのLEDは、1つめのLEDとは+ーを逆にしてヘッドフォンの端子に接続します。[[BR]] つまり1つめのLEDの+が繋がっているヘッドフォン端子には2つめのLEDのーを繋ぎます。[[BR]] 逆はその逆です。[[BR]] [[Image(connect.jpg)]] LEDの足をヘッドフォン端子に巻き付けたりしても動作すると思いますが、[[BR]] ハンダごてを持っているなら、ハンダ付けする方が安定した動作が期待できます。[[BR]] LEDの足が余ったらニッパーで切り取ってしまえば余計な接触を防ぐことができます。[[BR]] 1分で見る作り方 {{{ #!html }}} == 注意 == リモコンとして動くには2つのLEDの光がカメラのセンサに届く必要があります。[[BR]] 2つのLEDがほぼ同じ方向に向くように配置する必要があります。 == ケーシング == もし小さく作れたらヘッドフォンプラグのケースをカッターで切って被せるとちょうど良いと思います。[[BR]] ケースを被せるのが難しい場合は、ホットボンド等で固めてしまう手もあります。試しにシリコンラバーSugruを使って作ってみたのが写真の青い方です。[[BR]] [[Image(comp-with-case.jpg)]] [[Image(comp-with-sugru.jpg)]] == 動作確認 == 作ったヘッドフォンプラグをiPhoneに差し込んで、DSLR.botでシャッターボタンを押すとLEDが発光します。[[BR]] 赤外線は人の目では見えないので、肉眼以外で確認しないとなりません。[[BR]] 手軽な方法はデジカメ、ウェブカメラ、携帯電話等のカメラを使う方法です。[[BR]] ちゃんとできていれば、LEDをまっすぐカメラに向けた時に、ちょっと紫っぽい色が光っているのが見えるはずです。[[BR]] [[Image(emitting.jpg)]] (赤外線が写らないカメラもあるので、一度テレビのリモコンの赤外線が見えるか確かめると良いと思います。)[[BR]] DSLR.botでは発光している時間が短くて確認が難しいかもしれないので、テスト用の音声ファイルを用意しました。[[BR]] [http://doc.switch-science.com/products/iphoneirremote/38khz-4mega.wav][[BR]] この音声ファイルをダウンロードして再生すると、再生中ずっとLEDが光ります。[[BR]] これ以外の確認方法としては、赤外線リモコン受信モジュール(例えば秋月電子通商のPL-IRM2121-A538)をArduinoに繋いで、[[BR]] 信号をシリアルモニタで確認するという方法があります。[[BR]] [[Image(aruino.jpg)]] *この場合はテスト用音声ではなくDSLR.botを使います。[[BR]] == 赤外線リモコンとして動くわけ == 赤外線LEDは+ーの極性を持ったデバイスで、電力を受けると赤外線を発光します。[[BR]] iPhoneで音声を再生するとヘッドフォンを駆動する電力でLEDが発光します。[[BR]] これをリモコンとして使うには、ただ発光するだけでなく、リモコンと同じように発光する必要があります。[[BR]] リモコンの多くは周波数38KHzの搬送波を使って、カメラ等をコントロールする信号を送ります。[[BR]] 例えば、前述のArduinoと赤外線センサで、機器をコントロールする信号を見ることができても[[BR]] 38KHzの点滅を作り出せなければ、iPhoneからその信号を発信できません。[[BR]] iPhoneで再生できる音声のサンプリングレートは44.1Khzが最大(のよう)です。[[BR]] とすると再生できる周波数はその半分の22.05Khzになり、38KHzに足りません。[[BR]] そこで2つのLEDの+ーを交互にしてヘッドフォンの端子に繋いで、[[BR]] 19Khzで+ーが入れ替わる電力を供給する(ことができる音声を再生する)ことで[[BR]] 2つのLEDがそれぞれ逆のタイミングで点滅を繰り返し、その結果2倍の周波数の38Khzになります。[[BR]] そこにカメラをコントロールする信号を乗せることで、いわゆるリモコンと同じように動作することになります。[[BR]] つまりこのリモコンは音声を再生することで信号を送っています。[[BR]] [[Image(wav2ir.jpg)]] == DSLRとは == DSLR.botのDSLRはデジタル一眼レフを意味するDigital Single Lens Reflexの略です。[[BR]] が、DSLR.botは一眼レフ以外にも対応しています。対応カメラはこちらのURLにリストされています。[[BR]] [http://www.dslrbot.com/specifications/][[BR]] また、Pentax K-5, K-30, Qでもシャッターが切れることを確認しています。[[BR]]