= AVR-Ethernetキットについての解説 = == キット以外に必要な物 == * ハンダごて * ヤニ入り糸ハンダ * ニッパ * 必要により、テスタ * イーサネット用モジュラーケーブル * パソコン、イーサネットハブなどのネットワーク環境 * ファームウェアを換えるなら、AVR用プログラマ == 製作 == パーツリスト(BOM)には、背の低い順に記載してあります。 基本的に、上に記載されている部品から順にハンダ付けして行けばいいと思います。 R4の抵抗は、足つきの部品と、表面実装の部品のどちらでも実装できるようにしてあります。 キットには、足つきの部品が付属します。表面実装用のパターンは無視して下さい。 基板の表裏とも、グラウンドパターンを大きく取ってあります。 グラウンドと接続されるピンではサーマルを切ってありますが、どうしても熱が逃げてハンダ付けしづらいと思います。 しっかりと温めてからハンダを供給してください。 ICの方向、電解コンデンサの方向、LEDの方向に気をつけてください。 LEDがちょっと解りづらいですが、切り欠きのある方がIC側(AVR側)です。 28ピンDIPのICが2個あります。MACアドレスを記したステッカーを貼り付けてあるのが、ATMega168です。 装着する場所を間違えないように注意してください。間違えると、たぶん壊れます。 == 初期ファームウェア == 簡単なファームウェアを書き込んであります。 初期のIPアドレスは、`192.168.18.24`です。 手近なブラウザで、http://192.168.18.24/secret/ にアクセスしてみてください。 LEDの点灯消灯をコントロールすることができます。 * [source:/avr-ethernet/v0/ ソース] * [wiki:MercurialRepogitory ソースコードレポジトリについて] * [source:/avr-ethernet/v0.hex HEXファイル] MACアドレスは、EEPROM領域に書き込んであります。 上位4オクテットは固定で、下位2オクテットはEEPROMの0x01f0から2バイトから読み出しています。 異なるファームウェアを開発して使用する場合も、同じMACアドレスを使用するようにしてください。 MACアドレスは、ATMega168の上に貼り付けたステッカーにも書いてあります。 EEPROMの0x01f2から4バイトには、IPアドレスが書いてあります。 == 初期ヒューズ設定 == ATMega168の初期値から、`CLKDIV8`だけをオフにしました。 このため、内蔵CR発振器で、8MHzで動作します。 == ISPコネクタ == 1番ピン側には、微妙に三角の印をシルク印刷してあります。 AVRISP mkIIなどのISPプログラマであれば、フラットケーブルの赤い線の入っている側を、LEDのある側にすれば正しいです。