wiki:Conta_Base_Shield

Version 38 (modified by aoki, 7 years ago) ( diff )

--

2017.12.15



Contaシリーズの使い方

Conta規格とは、breakout基板の外形・コネクタ・信号配列などに一定の規約を設けることで、各基板間の相互接続性を確保するための規格です。
各センサICその物の説明は、各商品ページやデータシートを参照してください。


Contaベースシールド

Contaベースシールドは、センサなどを乗せた小型基板(Contaモジュール)を、Arduinoや互換機に繋ぐためのシールドです。最大6つのモジュールを同時接続できます。
Contaモジュールとシールドは、I2C・SPI・アナログ/デジタル入力(汎用IO)による接続が可能で、複数のモジュール、複数のインターフェースが共存可能です。

  • Contaベースシールドにはレベルシフタが搭載されていないので、各信号端子の耐電圧はホストシステムとContaモジュールのICの性能に依存します。5V系と3.3V系の回路が混在する運用時には注意が必要です。

  • M1~M6にはConta モジュールが刺せます。

  • 各モジュールのI2Cバスは全て共通です。
  • I2Cのモジュールは同時に6つ使えます。
  • I2Cバスのプルアップ抵抗は実装済みです。(2.2kΩ)
  • M1~M6のIO4はD2~D7に繋がってます。
  • 各IO4にはプルアップ抵抗が実装されてます。(4.7kΩ)

  • SPIバスは2グループあります。
  • SPIバスのモジュールは同時に2つ使えます。(各グループで1つづつ)
  • M1/M3/M5がAグループです。(SS信号A)
  • M2/M4/M6がBグループです。(SS信号B)
  • AグループのSSはD10、BグループのSSはD9に繋がってます。
  • その他の信号は両グループ共通です。

  • 汎用IOにはアナログ入力、シリアル通信が設置されています。
  • M1~M6のIO1はA0~A5につながってます。
  • 全モジュールのIO2はバス状にTX(D1)に繋がってます。
  • 全モジュールのIO3はバス状にRX(D0)に繋がってます。
  • 各モジュールのIO2端子及びIO3端子は、基板裏のジャンパカットでバスから切り離せます。



Conta™ 照度・近接一体型センサモジュール RPR-0521RS搭載

Conta 照度・近接一体型センサモジュール RPR-0521RS搭載は、可視光と赤外線に対応した照度センサ(ALS)と、100mm程度までの近接センサ(PS)が搭載されたセンサモジュールです。

  • このモジュールは3.3VのI2Cバスで動作するので、システムの基本構成としては「Arduino UNO R3(5V)+ Contaベースシールド + 照度・近接一体型センサモジュール」で動作します。Arduino Dueやnucleo(例:STM32F446RET6 )のような3.3Vシステムでも問題なく接続できます。
  • 本モジュールはM1~M6のどの位置に刺しても動作します。
  • 本モジュールはスレーブアドレスが変更できないので、複数同時に接続できません。



Conta™ 紫外線センサモジュール ML8511搭載

Conta™ 紫外線センサモジュール ML8511搭載は、紫外線センサが搭載されたセンサモジュールです。

  • このモジュールは3.3V電源で動作し、紫外線強度に正比例したアナログ電圧が出力されるので、システムの基本構成としては「Arduino UNO R3(5V)+ Contaベースシールド + 紫外線センサモジュール」で動作します。Arduino Dueやnucleo(例:STM32F446RET6 )のような3.3Vシステムでも問題なく接続できます。
  • 本モジュールはM1~M6のどの位置に刺しても動作します。
  • 本モジュールから出るアナログ信号(IO1)は、M1~M6の刺す位置によりシステム側のポート番号が変わります。よってプログラムのアナログポート番号はその都度変更する必要があります。
  • M1~M6のアナログポートは独立しているので、最大6枚まで同時に接続できます。



Conta™ アナログ出力温度センサモジュール BD1020HFV搭載

Conta™ アナログ出力温度センサモジュール BD1020HFV搭載は、温度センサが搭載されたセンサモジュールです。

  • このモジュールは3.3V電源で動作し、温度に逆比例したアナログ電圧が出力されるので、システムの基本構成としては「Arduino UNO R3(5V)+ Contaベースシールド + 温度センサモジュール」で動作します。Arduino Dueやnucleo(例:STM32F446RET6 )のような3.3Vシステムでも問題なく接続できます。
  • 本モジュールはM1~M6のどの位置に刺しても動作します。
  • 本モジュールから出るアナログ信号(IO1)は、M1~M6の刺す位置によりシステム側のポート番号が変わります。よってプログラムのアナログポート番号はその都度変更する必要があります。
  • M1~M6のアナログポートは独立しているので、最大6枚まで同時に接続できます。



Conta™ デジタルカラーセンサモジュール BH1745NUC搭載

Conta™ デジタルカラーセンサモジュール BH1745NUC搭載は、カラーセンサが搭載されたセンサモジュールで、光の色成分(RGB)を検出し環境光の照度と色の強度を得ることができます。

  • このモジュールは3.3VのI2Cバスで動作するので、システムの基本構成としては「Arduino UNO R3(5V)+ Contaベースシールド + カラーセンサモジュール」で動作します。Arduino Dueやnucleo(例:STM32F446RET6 )のような3.3Vシステムでも問題なく接続できます。
  • 本モジュールはM1~M6のどの位置に刺しても動作します。
  • 本モジュールはスレーブアドレスが2つ設定できるので、アドレス設定が被らなければ2枚同時に接続できます。
  • 2つのモジュールを刺す位置は任意ですが、プログラムは2つのスレーブアドレスに対応したものにする必要があります。



Conta™ ホールセンサモジュール BD7411G搭載

Conta™ ホールセンサモジュール BD7411G搭載は、ホールセンサが搭載されたセンサモジュールです。

  • このモジュールは5.0V電源で動作し、磁気に反応してデジタル信号が出力されるので、システムの基本構成としては「Arduino UNO R3(5V)+ Contaベースシールド + ホールセンサモジュール」で動作します。
  • 3.3Vシステムでは、Contaベースシールドの5Vピンに電源供給されるかと、モジュールの出力を受けるシステム側のポートが5V電圧に耐えるかどうかの確認が必要です。ちなみにArduino Dueやnucleo(例:STM32F446RET6 )は接続できません。
  • 本モジュールはM1~M6のどの位置に刺しても動作します。
  • 本モジュールから出るデジタル信号(IO1)は、M1~M6の刺す位置によりシステム側のポート番号が変わります。よってプログラムのデジタルポート番号はその都度変更する必要があります。
  • M1~M6のIO1信号は独立しているので、最大6枚まで同時に接続できます。



Conta™ 6軸加速度/ジャイロセンサモジュール KXG03-1034 搭載

Conta™ 6軸加速度/ジャイロセンサモジュール KXG03-1034 搭載は、6軸ジャイロセンサが搭載されたセンサモジュールで、3軸加速度と3軸角速度を得ることができます。

  • このモジュールは3.3VのI2Cバスで動作するので、システムの基本構成としては「Arduino UNO R3(5V)+ Contaベースシールド + カラーセンサモジュール」で動作します。Arduino Dueやnucleo(例:STM32F446RET6 )のような3.3Vシステムでも問題なく接続できます。
  • 本モジュールはM1~M6のどの位置に刺しても動作します。
  • 本モジュールはスレーブアドレスが2つ設定できるので、アドレス設定が被らなければ2枚同時に接続できます。
  • 2つのモジュールを刺す位置は任意ですが、プログラムは2つのスレーブアドレスに対応したものにする必要があります。



Attachments (1)

Download all attachments as: .zip

Note: See TracWiki for help on using the wiki.