= MAX6675 K型熱電対温度センサのスケッチ = * [wiki:MAX6675 概要についてはこちら。] * [wiki:MAX6675Instruction 作り方の説明はこちら。] * [http://www.switch-science.com/products/detail.php?product_id=146 キットとして販売しています。] どんなスケッチ(ソフトウェア)で使うのかを説明します。 すでにモジュールが完成していて、Arduino Duemilanoveのデジタル8番~13番の位置に差し込んであるものとします。 == 手っ取り早い方法 == [attachment:MAX6675.zip このページの添付ファイル「MAX6675.zip」]をダウンロードして、展開します。 展開してできたフォルダを、Arduinoのスケッチブックのフォルダに移動します。 スケッチブックのフォルダは、ウィンドウズでは標準は「マイドキュメント」(XPの場合)または「ドキュメント」(Vistaの場合)の中にある、「Arduino」というフォルダです。 Arduino統合環境を起動して、「ファイル」メニューの「スケッチブック」から「MAX6675」を探して開いてください。 あとは、普通にArduinoに書き込んで実行します。 「シリアルモニタ」を有効にすると、定期的に温度が表示されます。 「-1000.00」と表示された場合は、熱電対がきちんとつながっていません。 また、モジュールが壊れている場合も同様の表示になります。 スケッチの先頭に、以下の定義があります。 {{{ #!c #define VCC 8 #define GND 9 #define SLAVE 10 }}} モジュールをデジタルの8番~13番に直結しない場合は、これらの定義を変更してください。 VCCおよびGNDの定義は、デジタルの8番および9番からモジュールに電源供給を行うためです。 こんなずるをしないで、ちゃんと電源に接続する場合は、この2行を削除してください。 SLAVEの定義は、SPIで言うところのスレーブセレクトにデジタルの何番を使うかを決めています。 '''2011/12/17 追記'''[[BR]] Arduino IDE付属のSPIライブラリ対応版を[attachment:MAX6675_10.zip MAX6675_10.zip]としてアップロードしました。 Arduino 1.0で動作を確認していますが、Arduino 0021あたり以降でも使えると思います。 ですので、拡張子は「.pde」にしてあります。 == 手っ取り早くない方法 == 慣れている方なら、こっちの方が手っ取り早いかもしれません。 * 適当な名前でスケッチを新規作成します。 * 下記の「MAX6675.pde」のソースをコピーして、先ほど作成したスケッチのウィンドウに貼り付けます。 * ウィンドウの上部右端の「→」のアイコンをクリックするとメニューが現れます。 * このメニューから「新規タブ」をクリック。 * 画面下部でファイル名を聞かれます。「SPI.cpp」と入力します。 * 現れたタブに、下記の「SPI.cpp」の内容をコピーペーストします。 * 同様に「SPI.h」のタブを作り、「SPI.h」の内容を貼り付けます。 === MAX6675.pde === {{{ #!c #include "SPI.h" #define VCC 8 #define GND 9 #define SLAVE 10 void setup() { #ifdef GND pinMode(GND, OUTPUT); digitalWrite(GND, LOW); #endif #ifdef VCC pinMode(VCC, OUTPUT); digitalWrite(VCC, HIGH); #endif Serial.begin(9600); SPI_Master.begin(SLAVE); } void loop() { int value; delay(500); SPI_Master.enable(SLAVE); value = SPI_Master.read() << 8; value |= SPI_Master.read(); SPI_Master.disable(); if ((value & 0x0004) != 0) Serial.println("Error"); else Serial.println((value >> 3) * 0.25); } }}} === SPI.cpp === {{{ #!c #include "SPI.h" boolean SPI_Master_Class::initialized_ = false; int SPI_Master_Class::enabled_ = -1; void SPI_Master_Class::begin(int slaveselecter) { if (!initialized_) { initialized_ = true; enabled_ = -1; pinMode(SS, OUTPUT); // Must be set as OUTPUT before SPE is asserted. pinMode(MOSI, OUTPUT); pinMode(MISO, INPUT); digitalWrite(MISO, HIGH); // Pull-up pinMode(SCK, OUTPUT); SPCR = (1<= 0) { digitalWrite(enabled_, HIGH); enabled_ = -1; } } byte SPI_Master_Class::write_and_read(byte data) const { SPDR = data; while (!(SPSR & (1<> 3) * 0.25); } } }}}