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簡易USB~シリアルアダプタを5V仕様に改造する
簡易USB~シリアルアダプタの、シリアル側は3.3V動作です。 このままでは、Arduino Pro 5V 16MHzや、 Arduino Pro Mini 5V 16MHzなど、5V動作の製品には接続できません。 ちょっとした改造で5V仕様に変更することができますので、ここで紹介します。
必要なスキル
- ハンダ付け
必要な物
- ハンダごて(先の細い物)
- ハンダ少々
- できれば、ハンダ吸い取り線
- カッター(Pカッターだと最適ですが、普通のカッターでも大丈夫)
- 0.2mm程度の細いワイヤ(ポリウレタン銅線など)
- できれば、拡大鏡
ハンダジャンパをはずします
「DTR」というシルク印刷の近くにあるハンダジャンパから、ハンダごてでハンダを溶かして取り去ります。
ジャンパその1
以下の端子をワイヤでジャンパします。
- いまはずしたハンダジャンパの端子のうち、LSIに接続された側の端子
- ハンダジャンパからUSBコネクタの側に進んだところにある黒いコンデンサの、USBコネクタに近い側の端子
パターンカット
裏返して、シリアル側コネクタの「3.3V」端子に接続されたパターンをカットします。 Pカッターだと簡単ですが、普通のカッターでもなんとかなります。 普通のカッターを使う場合には、1mm程度空けて2カ所にカッターを入れ、間の銅箔を確実にはがしてください。
ジャンパその2
以下の端子をワイヤでジャンパします。
- (裏面)シリアル側コネクタの「3.3V」端子
- (表面)さっきのジャンパと同じく、USBコネクタ付近の黒いコンデンサの、USBコネクタに近い側の端子
できあがり
これでできあがりです。 「3.3V」の端子には5Vが出力されています。 ただし、USBのバスから何も保護無しで接続されていますので、間違えてショートなどしないように気をつけてください。 パソコン内で保護されているはずですが、最悪の場合はパソコンの電源が落ちたり、もっと悪ければパソコンが壊れます。
(2009/2/14)
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