= 表面実装部品のハンダ付け = 実は、最近初めて表面実装部品のハンダ付けをしました。 こんなの、一般人のすべき仕事じゃないなと思いました。 専門家もしくは専門の工場におまかせすべきですよ。 とはいえ、プロトタイプではまだまだ手付けも必要。 人の役に立つかどうかわからないけれど、メモしておきます。 1. 虫眼鏡は必須。 虫眼鏡というより、虫眼鏡のついている「ヘルパー」とか、足の付いている虫眼鏡とかが必要です。 虫眼鏡で見ながら、ハンダ付けします。 ヘルパーの腕(基板をはさんで保持する腕)は、あまり実用になりません。 1. 手元を照らすライト。 できるだけ、明るい方がいいです。部屋の照明だけだと、ちょっとつらい。 虫眼鏡と蛍光灯が一緒になっている製品もあるみたい。 1. フラックスは必須。 1. ハンダごて。温度調節できるもの。330度くらいに固定(鉛フリーハンダ)。ワット数が少ないと困る。60Wくらい欲しいかも。 コテ先は、斜めに平たくしてある物がいい。「精密用」とか言って売っている細いコテ先は使えない。 コテ本体からコテ先の先端までの間が細い物は、熱容量が低くて、何かすると冷えやすいので良くない。円錐形がいい。 1. ピンセットは必須。先の曲がっている物。 1. ICのリード線のハンダ付け 1. 基板上のパターンをハンダメッキする。 ブリッジさせないよう、フラックスをたくさん塗ってから。 ハンダが盛り上がるようだと、多すぎ。 1. ICの位置を決める。 1. 角のピンを1カ所だけハンダ付けする。ハンダを供給せず、ハンダごてのハンダを'''よく落として'''から、ピンの上からじっくり当てる。 ハンダをよく落としておかないと、余計なハンダのせいでブリッジさせてしまう。 1. 対角のピンをハンダ付けする。 1. 残りのピンをハンダ付けする。やはり、余計なハンダを付けないように気をつけること。 1. もしもブリッジしてしまったら。カッターで切れ目を入れてから、フラックスを塗って、ハンダごてで熱する。 ハンダ吸い取り線はあまり効かない。ハンダ吸引器を使うには、かなり熱する必要がある。 1. チップ部品のハンダ付け 1. 基板上のパターンをハンダメッキする。 1. チップ部品をピンセットではさみ、左手で持ち、目的の場所に位置を合わせる。 細かい位置あわせは、ピンセットの位置を変えるのではなく、基板の位置を変える。 1. 片側をハンダ付けする。ハンダを供給せず、パターンをハンダメッキしたハンダをコテ先で溶かして'''チップ部品の端子側面になでつける'''感じ。 1. 反対側をハンダ付けする。手早くできるなら、ピンセットを使わなくてもいける。 ''(2008/10/16 - sgk)''