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WIZ820ioをつかってみました
2012年当時の記事なので、リンク切れやリンク先の名称変更などある可能性があります。適宜読み替えてください。
内容
春先にWIZ820ioのお試しキャンペーンをさせていただきました。
遅まきながら、ご応募いただいた方のブログなどを参考に、WIZ820ioを使ってみましたので、ご紹介いたします。
ちなみにArduino IDE 1.0.1を使いました。
使用部品など
- WIZ820io
- Arduino Uno
- 普通のブレッドボード
- 普通のジャンパワイヤ(オス~オス)
- 5Vから3.3Vに変換する回路
今回はSparkFunブレッドボード用電源ボードUSB版(キット)を使ってみました。
その他、USBケーブルやら、LANケーブルやら、ネットワークハブやら適宜ご用意ください。
配線
Arduino Uno ⇔ WIZ820io
- D10 → nSS
- D11 → MOSI
- D12 ← MISO
- D13 → SCLK
- RESET → nRESET
- GND ⇔ GND
- 5V→「5V→3.3V変換」→VIN3.3
Arduino Unoにも3.3V出力がありますが、WIZ820ioの最大消費電流120mAには足りないので、5Vから3.3Vを作っています。
写真
ブレッドボード用電源ボードは、USBコネクタを使わず5V端子から入力するというちょっとトリッキーな使い方をしています。
ライブラリのダウンロード
WIZnetさんのダウンロードページから「Library for Arduino + Ethernet」をダウンロードしてください。
WIZ Ethernet LibraryにArduino用ライブラリがあります。(2016/04/05)
その中のw5100.hとw5100.cppを、Arduino IDEのフォルダのlibraries/Ethernet/utility/の中にある同名ファイルと差し替えてください。
さらに、Arduino IDEのフォルダのlibraries/Ethernet/のEthernet.hを以下の様に書き換えます。
#ifndef ethernet_h #define ethernet_h #include <inttypes.h> #include "utility/w5100.h" // ←変更行 w5100.hを有効にします #include "IPAddress.h" #include "EthernetClient.h" #include "EthernetServer.h" #include "Dhcp.h" // #define MAX_SOCK_NUM 4 // ←変更行 この行を無効にします class EthernetClass { private: IPAddress _dnsServerAddress; DhcpClass* _dhcp; public: static uint8_t _state[MAX_SOCK_NUM]; static uint16_t _server_port[MAX_SOCK_NUM]; // Initialise the Ethernet shield to use the provided MAC address and gain the rest of the // configuration through DHCP. // Returns 0 if the DHCP configuration failed, and 1 if it succeeded int begin(uint8_t *mac_address); void begin(uint8_t *mac_address, IPAddress local_ip); void begin(uint8_t *mac_address, IPAddress local_ip, IPAddress dns_server); void begin(uint8_t *mac_address, IPAddress local_ip, IPAddress dns_server, IPAddress gateway); void begin(uint8_t *mac_address, IPAddress local_ip, IPAddress dns_server, IPAddress gateway, IPAddress subnet); int maintain(); IPAddress localIP(); IPAddress subnetMask(); IPAddress gatewayIP(); IPAddress dnsServerIP(); friend class EthernetClient; friend class EthernetServer; }; extern EthernetClass Ethernet; #endif
テスト
Arduino IDEを立ち上げて、ファイル→スケッチの例→Ethernet→WebServerをクリック。 出てきたスケッチの
byte mac[] = { 0xDE, 0xAD, 0xBE, 0xEF, 0xFE, 0xED }; IPAddress ip(192,168,1, 177);
この部分を適宜書き換えてArduino Unoにアップロードします。
パソコンのブラウザで、書き込んだIPアドレスにアクセスします。
ブラウザにA0~A5の読み取り値が表示されればOKです。
※この例の環境ではIPAddress ip(192,168,10, 177);に書き換えています。
補足
このままだとEthernetライブラリがW5200を使ったモジュールにしか対応しません。
従来のW5100を使ったモジュール(Arduino イーサネットシールド R3)等を使ってスケッチをコンパイルする時は、事前に
Arduino IDEのフォルダのlibraries/Ethernet/utility/のw5100.hを開いて
#define W5200
の行の頭に を付けてコメントにしてください。 差し替えたファイルを元に戻す必要はありません。
謝辞
キャンペーンにご応募いただた
@ytsuboi さま、@misodengaku さま、Nasupl さま、shigehiro さま、@a_ono さま、まつばば さま
参考にさせていただきました。ありがとうございました。
Attachments (3)
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- WIZ820ioTest2.jpg (98.3 KB ) - added by 12 years ago.
- WebServer.png (74.8 KB ) - added by 12 years ago.
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