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XBeeの種類について
XBeeって一言で言っちゃうけど、ものすごくたくさんの種類があります。 その上、途中で製品名が変わったのが余計にややこしい。 自分でもよくわからなくなるので、メモしておきます。 何か間違ってるのをみつけたら、お知らせいただけると嬉しいです。
日本版と標準版の違い
表向きは、法律的に日本での使用が許されているかどうか=総務省の工事設計認証(いわゆる技適)を得ているかどうかです。 一般に、Telecの認証とか言いますが、現在はTelec以外の機関でも認証ができます。 工事設計認証を得ていれば、製品のどこかに「R」のマークが書いてあるはずです。
XB24-ACI-001J
など、型番の最後に「J」が付くのが日本版です。
ところが、XBeeの多くのモデルでは、日本版で無くても工事設計認証を得ていて、日本で合法的に使用できます。 従って、これらのモデルでは、日本版の意味が有名無実に成っているわけです。 ファームウェアは、日本版の方が標準版よりも古いのが普通です。 そのため、これらのモデルでは、日本版を使用するのはお薦めしません。
ただし、XBee Proでは、標準版で工事設計認証を得ているモデルは存在しないようです。 少なくとも、僕は見たことがありません。 XBee Proの標準版の電波出力は、日本では認められないくらいに強力なのです。
ProとPro無しの違い
ProとPro無しの違いは簡単。 Proの方が電波が強力で遠くまで飛びます。 本来のProは電波が強すぎて日本では工事設計認証を得られません。 そのため、Proの日本版が存在し、電波を弱くしてあります。
モデル | 電波出力 | 屋内飛距離 | 屋外飛距離 |
Pro無し | 1mW | 30m | 90m |
Pro(標準版) | 63mW | 90m | 1,600m |
Pro(日本版) | 10mW | 60m | 750m |
なお、いずれも通信方式は全く同じです。 Pro無しとProとの間で通信することもできます。 ただし、それぞれの飛距離に注意してください。 さもないと、一方向にしか電波が飛ばず、正常に通信ができない事があります。
アンテナの形式
通信方式の違い
メッシュ上での役割の違い
(つづく)