Changes between Initial Version and Version 1 of 96Boards


Ignore:
Timestamp:
Jan 11, 2016 9:13:50 PM (8 years ago)
Author:
ytsuboi
Comment:

--

Legend:

Unmodified
Added
Removed
Modified
  • 96Boards

    v1 v1  
     1== 96Boardsとは ==
     2[http://www.96boards.org 96Boards]は、[http://www.linaro.org Linaro]というARMアーキテクチャを採用したCPUコアに最適化したLinux環境を開発する組織が主催する、オープンプラットフォームです。[[BR]]
     396Boardsには、コンシューマー・エディション(CE)と、エンタープライズ・エディション(EE)があり、それぞれの仕様がLinaroによって公開されています。この仕様に従ったボードを半導体メーカーやサードパーティが開発をしています。[[BR]]
     4
     596Boardsの主な特徴は、64bitのCortex-Aという比較的新しく、性能の良い、スマートフォンなどに搭載されているSoCを採用していることです。
     6
     7電子工作に使う事のできる拡張コネクタも付いています。詳しくはこちら。
     8* [wiki:96Boards_Low_Speed_Expansion_Connector 96Boardsの低速拡張コネクタ]
     9* [wiki:96Boards_High_Speed_Expansion_Connector 96Boardsの高速拡張コネクタ]
     10
     11== コンシューマー・エディションのボード ==
     12=== HiKey ===
     13[[Image(https://www.96boards.org/wp-content/uploads/2015/03/HiKeyTop-web.png)]][[BR]]
     14CircuitCoという会社が製造販売して、一番最初に出たボードが、HiKeyです。[[BR]]
     15HiSiliconのKirin 6220という、ARM Cortex-A53 8コアと、Mali 450-MP4というGPUのSoCがメインプロセッサです。1GBのメモリ、4GBのeMMCストレージが搭載されています。[[BR]]
     16このボードは、あまり流通せず、最近、LeMakerという会社が製造販売を開始しました。
     17
     18[[Image(https://www.96boards.org/wp-content/uploads/2014/09/Hikey-Lemaker-front-web.png, 500px)]][[BR]]
     19黒い基板が、LeMaker版のHiKeyです。Kirin 6220なのは同じですが、搭載されているメモリが1GBの版に加えて、2GB版が追加されました。eMMCストレージも、CircuitCoのHiKeyより増えて、8GBになりました。
     20
     21どちらのHiKeyも、ネットワークはWi-Fiです。TIのWL1835MODというモジュールを使って、HiKeyのWi-FiとBluetoothは搭載されています。[[BR]]
     22このWL1835MODは、TDKのANT016008LCD2442MA1というチップアンテナとの組み合わせで工事設計認証を得ています。HiKeyには、ANT016008LCD2442MA1が実装されていることを、メーカーに確認済みです。
     23
     24HiKeyの[wiki:HiKeyQuickStartGuide Quick Start Guide]を書きましたので、参照してください。
     25
     26=== DragonBoard 410c ===
     27[[Image(https://www.96boards.org/wp-content/uploads/2015/04/DragonBoard-UpdatedImages-front.png)]][[BR]]
     28DragonBoard 410cは、Qualcommの Snapdragon 410という、ARM Cortex-A53 4コアと、Adreno 306というGPUを搭載したSoCがメインプロセッサです。1GBのメモリ、8GBのeMMCストレージが搭載されています。[[BR]]
     29LinuxとAndroidだけでなく、Windows 10 IoT Coreが移植されているのが、DragonBoard 410cの特徴です。[[BR]]
     30DragonBoard 410cは、Qualcommが作っている様ですが、Arrowというメーカーの専売品です。Arrowグループのアロー・ユーイーシー・ジャパン株式会社が工事設計認証を受けています。
     31
     32スイッチサイエンスの販売ページ: https://www.switch-science.com/catalog/2577/
     33
     34== エンタープライズ・エディションのボード ==
     35今のところ、実際に発売されている製品はありません。
     36
     37== その他周辺機器 ==
     38=== 96Boards UARTアダプタ ===
     39[[Image(https://docid81hrs3j1.cloudfront.net/contents/large/114990282_1_jhxTTCs.jpg, 300px)]]
     40
     4196Boards用の、USBシリアル変換アダプターです。96Boardsの低速拡張コネクタに出ているUARTは1.8Vレベルですが、これとパソコンを手軽に接続することができます。
     42UEFIブートローダを操作したり、Linuxのコンソールとして使えます。
     43
     44スイッチサイエンスの販売ページ: https://www.switch-science.com/catalog/2578/