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Craft ROBOを使ったリフローステンシルマスクの作製
このページでは、リフローに欠かせないステンシルマスクを、クラフトロボを使って紙で作る方法を紹介しています。
リフローのメリット/デメリット
リフローとは、表面実装の部品を利用する際によく使われるはんだづけの一種です。
リフローのメリットは、はんだごてを用いる場合よりもやけどの心配が少なく、小さい表面実装部品のはんだづけが一度に簡単に行える点です。
スイッチサイエンスでは、自社製品開発の最終段階において、リフローを利用して試作/テストを行っています。
一方で、デメリットとして、ペースト/クリーム半田を基板の必要な部分に載せることが難しい点が上げられます。
メタルマスクやプラスチックマスクは高額で、試作段階で発注するのは勇気がいりますし、ペーストディスペンサは手間がかかって大変です。
Pololuではステンシル作成サービスも行っていますが、頼んでから届くまでに時間がかかるため試行錯誤に向かないだけでなく、あまり細かいデータは表現できないため、試作/テストには向いていませんでした。
そこでスイッチサイエンスでは、自前でステンシルマスクを作ることを考えました。
いろいろ実験してみる
スイッチサイエンスでは、次の3つの方法を試してみました。
- レーザーカッターでカプトンフィルムを切り取る
- カッティングプロッタで
- クラフトロボで紙を切り取る
クラフトロボとは?
グラフテック株式会社さんの製品で、はさみやナイフを使わずに、簡単操作で紙やフィルムを自由に切ることができるカッティングマシンです。
お手持ちのパソコンに繋ぐことで、複雑な図形もきれいにカットできます。
詳細はこちらをご覧下さい。
ステンシルマスク用にデータを作る
クラフトロボでは、DXFファイルを読み込んでそれに従って切り取ることができます。
基板設計ソフトであるEagleでは付属のdxf.ulpでDXFを出力することができますが、互換性の問題でクラフトロボで読み込むことができません。
そこで、スイッチサイエンスでは、cream-dxf.ulpを開発しました。
ソースなどはGithubで公開しています。これを使用すると、クラフトロボ用のDXFを出力することができます。
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