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ディスクがどんどん減っていく(journald)

この問題は、2015年2月リリースのファームウェアでは発生しません。

journaldは、ファイルシステムの容量を把握し、残容量を監視しながら適切にログを削除してくれるはず。 デフォルトで、ファイルシステムの10%以下、残容量の15%以下。 ところが、どうも、「/var/log/journal」以下のファイル容量が増えていってしまうことがある。

当初、この原因は「reboot ota」のせいだと書いたが、どうやら違っていたようだ。 独立した原因が2個ある。

原因1

ログファイルは、「/var/log/journal」の下の、マシンIDを16進表記したディレクトリの下に作られる。 ところが、このマシンIDが、起動するたびに変化してしまう。 変化するから別のディレクトリにログを記録し、古いログの容量を把握しなくなってしまう。

この問題は、以下のように操作すれば解消される。

# umount /etc/machine-id
# systemd-machine-id-setup
# rm -rf /var/log/journal/*
# reboot

原因2

shutdown」できちんとシャットダウンした場合は問題無い。 ところが、「reboot」や突然の電源断を行った場合、使用中のログファイルが壊れる。 壊れたログファイルは、次回の起動時に「system@????????????????????????????????.journal~」というような名前に変更されて保存される。 このファイルは、ログファイルの定期ローテーションの際に回収され、「/etc/systemd/journald.conf」に設定したディスク容量設定に従うように適切に削除される。 ところが、短時間にこのような再起動を繰り返した場合、定期ローテーションにひっかからず、ディスク容量を食いつぶしてしまう。 これは、systemdのバグまたは制限事項であり、Edisonのバグとは言えないだろう。

消極的な対策しかない。

  • 短時間に何度も再起動しないようにする。
  • 短時間に何度も再起動してしまった場合は、適宜「rm /var/log/journal/????????????????????????????????/*.journal~」というコマンドを実行する。
  • Edisonで何らかの対策がなされるのを待つ。
  • /etc/systemd/journald.conf」に「Storage=volatile」という設定をする。

ただし、「Storage=volatile」という設定を行った場合は、カーネルパニックなどの問題をみつけて究明するのが難しくなる。

同じ事で困ってる人がいたのでコメント書いた。


2014/11/15

Last modified 9 years ago Last modified on Apr 13, 2015 12:49:42 PM
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