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長穴の作り方


このページでは、Eagleを使ってスイッチサイエンスPCBの仕様に合った長穴の作成方法について説明します。

1. スイッチサイエンスPCBの長穴の仕様を確認

長穴の仕様はスイッチサイエンスPCBの技術ガイドのページに書いています。

長穴ついて
・長穴の最小サイズは1mm×2mmです。
・長穴のデータが外形データ(GML/GKO)のガーバーファイルに書き出されるように、camファイルを設定してください。スイッチサイエンスが配布してるcamファイルを利用する場合は、設定の変更は必要ありません。
・Eagleをお使いの場合は、長穴を46番のレイヤに入力してください。
・Vカットと長穴は同じ基板上に製造することができます。

2. メッキ無し長穴の設計方法

下図で示しているような、はんだづけのためのメッキが必要のない長穴の作り方です。


1) Wireコマンドを選択


2) Layerは「46 Milling」を選択


3) 長穴をいれたい箇所に、1mm x 2mm 以上の大きさになるように線を引く


これでメッキ無し長穴は完成です。スイッチサイエンスPCBのガーバービューワーだと、この長穴は見ることができません。すみません。
Eagleの設計画面。長穴の横にシルクで「milling」と書いてみました。


スイッチサイエンスPCBのガーバービューワー。millingの横には何も表示されません。


3. メッキ付き長穴の設計方法

下図で示しているような、はんだづけをするためのメッキが付いている長穴の作り方です。

1.File> New > Libraryでライブラリを新規作成します。

2.任意の名前をつけてPackageを作成します

3. コンソール画面のSMDコマンドを選択します

メッキ部分はSMDとして、作成します。

まず、Topのパッドを作成します。サイズは必要なサイズ、Roundnessは100%に設定します。

つぎにTopのパッドをコピーして、層をBottomに変更します。

これで表と裏のパッドが完成です。

つぎに、46番のmilling層で長穴の部分を描きます。長穴のサイズは1mm x 2mmよりも大きくします。スクリーンショットでは単位がinch系で表示しています。

4. Symbolの作成

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