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Arduino Zero ProとDueの比較
Arduino Zero ProとArduino DueどちらもARM系CPUコアを搭載したArduinoボードです。
どちらも32bitのマイコンを搭載しているのでArduino Uno R3などの8bitマイコン搭載のArduinoボードと比べて処理能力が高くなっています。
二つのArduinoボードの基本性能を比較すると、次の表のようになります。
Arduino Zero Pro | Arduino Due | |
MCU | ATSAMD21G18A (ARM Cortex M0+) | AT91SAM3X8E (ARM Cortex M3) |
動作電圧 | 3.3V | 3.3V |
デジタルI/O | 14本(うち12本はPWM出力可能) | 54本(うち12本はPWM出力可能) |
アナログ入力 | 6本(12bit ADC) | 12本(10bit ADC) |
アナログ出力 | 1本(10bit DAC) | 2本(12bit DAC) |
フラッシュメモリ | 256KB | 512KB |
SRAM | 32KB | 96KB(64KBと32KBの2バンク) |
EEPROM | 無し(エミュレータで最大16KB) | 無し |
クロック周波数 | 48MHz | 84MHz |
Arduino Dueの方が基本性能は高いですね。
共通点
Zero ProとDue二つのArduinoボードに共通していえることはARM系CPUコアの32bitマイコンを搭載していることと、動作電圧が3.3Vだと言うことです。
Arduino Uno R3やArduino Mega 2560 R3は動作電圧が5Vですのでボードの動作電圧の違いには注意が必要です。
またアナログ出力ピンを持っているためArduino Uno R3等ではPWMで擬似的なアナログ出力しかできなかったのに対して、本当のアナログ出力が可能です。
さらに、Zero ProとDueにはUSBポートが二つあることも共通しています。
NATIVE USB PORTは
- コネクタ形状 MicroUSB type AB
- CDCクラスを用いたシリアル通信
- ホストモード対応でキーボードやマウス等のUSBデバイスを接続可能
- スケッチの書き込みが可能
PROGRAMMING PORTは
- コネクタ形状 MicroUSB type B
- USB-シリアル変換
- スケッチの書き込みが可能
Arduino Dueの特徴
基本スペックはArduino Zero Proよりも高く、
デジタル・アナログ入出力ピンが大量にあります。
そのため UARTに使えるピンが4セット、TWIが2セット、アナログ入力ピンが12本とたくさん用意されています。
Arduino Zero Proの特徴
Arduinoシリーズで最も人気があるArduino Uno R3と同じサイズ。
今までArduino Unoを組み込んでいた場所にも入れられます。
Arduinoシリーズで初めてAtmelのオンボードデバッガ Embedded Debugger(EDBG)に対応。
外付けのハードウェア無しでデバッグが可能。
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