= 簡易USB~シリアルアダプタを5V仕様に改造する = [http://www.switch-science.com/products/detail.php?product_id=54 簡易USB~シリアルアダプタ]の、シリアル側は3.3V動作です。 このままでは、[http://www.switch-science.com/products/detail.php?product_id=112 Arduino Pro 5V 16MHz]や、 [http://www.switch-science.com/products/detail.php?product_id=114 Arduino Pro Mini 5V 16MHz]など、5V動作の製品には接続できません。 ちょっとした改造で5V仕様に変更することができますので、ここで紹介します。 == 必要なスキル == * ハンダ付け == 必要な物 == * ハンダごて(先の細い物) * ハンダ少々 * できれば、ハンダ吸い取り線 * カッター(Pカッターだと最適ですが、普通のカッターでも大丈夫) * 0.2mm程度の細いワイヤ(ポリウレタン銅線など) * できれば、拡大鏡 == ハンダジャンパをはずします == 「DTR」というシルク印刷の近くにあるハンダジャンパから、ハンダごてでハンダを溶かして取り去ります。 作業前[[BR]] [[Image(1.jpg)]] 作業後[[BR]] [[Image(2.jpg)]] == ジャンパその1 == 以下の端子をワイヤでジャンパします。 * いまはずしたハンダジャンパの端子のうち、LSIに接続された側の端子 * ハンダジャンパからUSBコネクタの側に進んだところにある黒いコンデンサの、USBコネクタに近い側の端子 作業後[[BR]] [[Image(3.jpg)]] == パターンカット == 裏返して、シリアル側コネクタの「3.3V」端子に接続されたパターンをカットします。 Pカッターだと簡単ですが、普通のカッターでもなんとかなります。 普通のカッターを使う場合には、1mm程度空けて2カ所にカッターを入れ、間の銅箔を確実にはがしてください。 作業前(緑の×印の付近をカットします)[[BR]] [[Image(4.jpg)]] == ジャンパその2 == 以下の端子をワイヤでジャンパします。 * (裏面)シリアル側コネクタの「3.3V」端子 * (表面)さっきのジャンパと同じく、USBコネクタ付近の黒いコンデンサの、USBコネクタに近い側の端子 作業後(裏面)[[BR]] [[Image(5.jpg)]] 作業後(表面)[[BR]] [[Image(6.jpg)]] == できあがり == これでできあがりです。 「3.3V」の端子には5Vが出力されています。 ただし、USBのバスから何も保護無しで接続されていますので、間違えてショートなどしないように気をつけてください。 パソコン内で保護されているはずですが、最悪の場合はパソコンの電源が落ちたり、もっと悪ければパソコンが壊れます。 ''(2009/2/14)''