= Arduino Zero ProとDueの比較 = [https://www.switch-science.com/catalog/2214/ Arduino Zero Pro]と[https://www.switch-science.com/catalog/1096/ Arduino Due]どちらもARM系CPUコアを搭載したArduinoボードです。[[BR]] どちらも32bitのマイコンを搭載しているので[https://www.switch-science.com/catalog/789/ Arduino Uno R3]などの8bitマイコン搭載のArduinoボードと比べて処理能力が高くなっています。 二つのArduinoボードの基本性能を比較すると、次の表のようになります。 || || '''Arduino Zero Pro''' || '''Arduino Due''' || ||MCU|| ATSAMD21G18A (ARM Cortex M0+) || AT91SAM3X8E (ARM Cortex M3) || ||動作電圧||3.3V||3.3V|| ||デジタルI/O||14本(うち12本はPWM出力可能)||54本(うち12本はPWM出力可能)|| ||アナログ入力||6本(12bit ADC)||12本(10bit ADC)|| ||アナログ出力||1本(10bit DAC)||2本(12bit DAC)|| ||フラッシュメモリ||256KB||512KB|| ||SRAM||32KB||96KB(64KBと32KBの2バンク)|| ||EEPROM||無し(エミュレータで最大16KB)||無し|| ||クロック周波数||48MHz||84MHz|| Arduino Dueの方が基本性能は高いですね。  == 共通点 == Zero ProとDue二つのArduinoボードに共通していえることはARM系CPUコアの32bitマイコンを搭載していることと、動作電圧が3.3Vだと言うことです。[[BR]] [https://www.switch-science.com/catalog/789/ Arduino Uno R3]や[https://www.switch-science.com/catalog/837/ Arduino Mega 2560 R3]は動作電圧が5Vですのでボードの動作電圧の違いには注意が必要です。[[BR]] またアナログ出力ピンを持っているため[https://www.switch-science.com/catalog/789/ Arduino Uno R3]等ではPWMで擬似的なアナログ出力しかできなかったのに対して、本当のアナログ出力が可能です。[[BR]] さらに、Zero ProとDueにはUSBポートが二つあることも共通しています。[[BR]] [[Image(zeropro_vs_due.jpg)]] NATIVE USB PORTは * コネクタ形状 MicroUSB type AB * CDCクラスを用いたシリアル通信 * ホストモード対応でキーボードやマウス等のUSBデバイスを接続可能 * スケッチの書き込みが可能 PROGRAMMING PORTは * コネクタ形状 MicroUSB type B * USB-シリアル変換 * スケッチの書き込みが可能 = Arduino Dueの特徴 = 基本スペックは[https://www.switch-science.com/catalog/2214/ Arduino Zero Pro]よりも高く、 デジタル・アナログ入出力ピンが大量にあります。[[BR]] そのため UARTに使えるピンが4セット、TWIが2セット、アナログ入力ピンが12本とたくさん用意されています。[[BR]] = Arduino Zero Proの特徴 = Arduinoシリーズで最も人気がある[https://www.switch-science.com/catalog/789/ Arduino Uno R3]と同じサイズ。[[BR]] 今までArduino Unoを組み込んでいた場所にも入れられます。[[BR]] Arduinoシリーズで初めてAtmelのオンボードデバッガ Embedded Debugger(EDBG)に対応。[[BR]] 外付けのハードウェア無しでデバッグが可能。