= chibi:bit テスト版の修正について = Maker Faire Tokyo 2016で販売したchibi:bit テスト版ですが、Bボタンが動作しないという不具合がありました。大変ご迷惑をおかけしております。 ここでは、不具合の内容と修正方法を記載します。 == 不具合の内容について == 今回の不具合は、Bボタンをはんだ付けするためのパッドが地磁気センサMAG3110のINT1の配線と接触しているのが原因です。MAG3110のINT1は通常時Lを出力しているのでBボタンが押しっぱなしと同じ状態になってしまっており、ユーザーがBボタンを押しても反応しなくなっています。 細かい作業に自信のある方は、自力で修正が可能です。2種類の方法があります。 注意:ご自身で修正、加工されたものは、[http://mag.switch-science.com/2016/08/09/chibibit_bug/ 返金または交換]の対象となりません。 作業に自信の無い方は、このページの方法によらず、交換をお申し込みください。 == パターンを1ヶ所カットする方法 == パターンを1ヶ所カットすることで正常に動作するようになります。 ただし、とても精密なカットを行う必要があります。 [[Image(chibibit-fix-cut.png, 300px)]] タクトスイッチがはんだ付けされている銀色の部分を図で黄色く示した線で斜めにカットしてください。 カッターナイフよりデザインナイフのほうがお勧めです。 == ハンダ付けを行う方法 == パターンを2ヶ所カットし、ジャンパ線を1本ハンダ付けする事で正常に動作するようになります。 とても細いパターンに対してハンダ付けを行うので、ちぎれてしまわないよう、接着剤等で補強してください。 [[Image(Screenshot_1.png, 200px)]] [[Image(IMG_5552.jpg, 300px)]] 1. 図で示した2ヶ所のパターンをカットします。すぐ隣にも配線があるので、そちらを切らないよう注意してください。 2. ビアにかかったレジストマスクを削って銅箔を露出します。 3. 露出したビア同士をジャンパで接続します。 == 動作試験方法 == '''Bボタンのチェックプログラム''' attachment:microbit_ABbuttonTest.hex Aボタンを押すとLEDマトリクスにA、Bボタンを押すとLEDマトリクスにBと表示されます。どちらも押していないときには何も表示されません。 '''地磁気センサのチェックプログラム''' attachment:microbit-test_COMPASS.hex Micro USB端子の向きがどちらの方角かをLEDマトリクスに表示します。